オイラの最近思うこと

地元企業の社長を支える陰の参謀。

『保育園落ちた日本死ね!!!』が余りにも反響ありすぎな件。

NHKまでが報じている『保育園落ちた日本死ね!!!』事件。

国会議員さんが審議する場で引用した事でも有名になった。

正しい話でもあるのだが、そもそも保育園に入園する資格を得ることが

出来ない理由は・・・

待機児童の問題は解決しないのだろうか?

 

1.引っ越せばいいじゃん!

 どうしても保育園に入園したいのであれば、引っ越してしまうのが

 手っ取り早い。認可保育園に限っても14都道府県は待機児童0である。

 東京都内に限っても、区によっては港区などで定員割れしている。

 うまいこと家賃補助などによって引っ越し出来れば、こっちのほうが

 安上りかもしれない。(参考までに↓)

www.gaccom.jp

 

2.家政婦さんでもよくない?

 松島奈々子さんが家政婦を募集していたという記事で見つけた時給。

 1300円。単純に20日労働してもらって、育児の為に時短を勤務で

 残業を0と見積もる。その女性が相当活躍できると自負されていたので

 超優良会社と言う事で8時間勤務となるよう調整した。通勤にそれぞれ

 片道30分と考えて9時間。休みもなしとなると大変なので、その辺は

 両親にでも同居願おうではないか。234千円という計算になる。

 下の記事によると、実際に1歳児にかかる費用は20万円程なので

 大きなかい離はないと思われる。では、自治体が多少補助を出せば

 運用面では問題ないのではないだろうか?資格の問題が出てくるが、

 法整備を行い、一度子育てを経験した方に補助をお願いする方法もあると

 思っている。

 

www.childcare-ppin.com

 

3.思い切って夫婦での子育ての在り方を考えてみる

 この人、旦那さんに相談したんでしょうか?と思ってしまう節も

 見て取れる。少なくとも僕が旦那さんの立場であれば状況の説明に

 区役所に行っているだろう。だって、活躍できる人をこの区は

 犠牲にしているのだから。

 皮肉ではないのだが、近年では企業が夫婦に寄り添ってくれる場面も

 多くなっている。結婚や出産に一時金を出したり、無認可ではあるが

 企業で整備した保育園に入れる場合などだ。転職をしてしまうのも

 一つの在り方だと思わないだろうか。また、夫側の企業に制度が有れば

 利用可能なケースがある。『ネットでディスる』前に相談してみては

 いかがだろう?

 

 4.流行る場所がある

 人口の増減によって、柔軟に対応しなければならないのが実は非常に

 ネックだと思われる。例えば20年程前は田んぼだった品川駅周辺は

 再開発され、名だたる企業が本社を構える。同様に住まいも変わってくる

 もので、同居して故郷で一緒に暮らすのではなく都心から少し離れたところ

 に建てたり、都心の高層マンションを選択するなど流行りの場所がある。

 そして流行る場所で幼少期を子は送りそのまま進学することとなる。

 その間には保育園不足が続くのだが、一時のブームを過ぎると不要になってしまい

 定員割れになってしまうだろう。なかなかやみくもに建設だけを推し進めれば

 良いと言うわけではないのである。

 

5.再分配で何とかならないか?

 再分配と言う書き方にしたが、例えば保育園の通園バスを運行して異なる市や

 区に送迎するであるとか、先ほどの引っ越しを行うなどの方法によって建てる

 のではなく、既存の施設の有効利用が出来ないか?を探って欲しいと思う。

 また、建設をしても深刻な保育士不足もある。保育士は保育園不足に悩む都市に

 少ない傾向にあると推察されるため、保育園の再分配は保育士の再分配にも

 繋がる。もちろん仕事があると言う事は所得の再分配にも繋がる。

 

6. 保育士の賃金の問題

 下のpdf資料を確認してほしい。

http://www.hoyokyo.or.jp/nursing_hyk/reference/27-2s6-13.pdf

 保育士等確保対策検討会の第2回資料らしい。(ネットから拾ったものだ)

 見てみると興味深いデータがある。保育士の数は年々増えているのだ。

 つまり、保育士不足と言うのは語弊がある。正確には保育士従事者不足なのである。

 その理由は非常に簡単で「給料が大してもらえない。」からなのだ。学校の教諭に

 良くある部活動で強制的に残業させられていると言うのと同じく、保育園の先生も

 非常に重労働だ。子育て中のママさんなら良く分かるだろうが子供は重たい。

 そして、泣くし、意味も分からない。理由を聞いても分からない。でも育て方一つ

 でその子の人生が変わる。そして、少し目を離すと死に至ることもある。

 休まる暇もなく預かり、親も活躍する社会を目指すとなると残業もあるだろう。

 それに柔軟に合わせるのは無茶ではないだろうか。だから、資格を持っていても

 生かそうとしないのだ。

 

と、まぁいろんなことを書いてみたのだが、結局はお金がかかる。

その負担をどこにお願いするか?それだけだ。

今回波紋を広げた『保育園落ちた日本死ね!!!』の方は活躍を安倍首相の

言葉に引っ掛けたかったのだろうが、議員さんが引用してしまったが為に

波紋を呼んでしまった。僕からすれば、財源がないものを議論するのは無駄だと

思っている。本当にお金が循環する社会になれば、自腹で保育園を作る人も

もっと出てくるだろう。そして負担が減るなら子供だって増えると思う。

 

●本音はね・・・

もっと純粋なことを書くのなら、職場で子供が遊んでいてもいいんじゃないかと

思う時もある。だって、昭和の日本ってそんな感じだったわけだし・・・

おんぶしてミシンを使うとかね。ミシンがPCに代わるだけの話じゃないだろうか。