オイラの最近思うこと

地元企業の社長を支える陰の参謀。

金融市場が大荒れ

※凡人のつぶやきである。リスク商材は自分で判断して買ってね。おいらは面倒みれないよ!

 

冷静さを失っている世界市場。

2・12の日経平均は1万5千円を割ってしまった。

気づくと年初来安値を更新し続ける。

 

米国のダウも落ち続ける。

中国市場が成熟し、崩れ掛けていると言われる中、引っ張ってきたのは米国。

その米国は強気にも利上げを行う。日本では敏感に反応し、一瞬冷静さを持ったかと

思ったが、2016年の年明けからは元気がない。

多くのエコノミストが2016年は元気な日本が戻ってくると予言した。

そして、平均71か月と言われる米国の好景気も71か月を順調に越し、79か月を

迎えようとしている。いささか、日米のみで判断するのは無謀だと考えているが

世界市場を引っ張っているのは、米国のみなのである。その米国が倒れると共倒れだ。

 

もう一つ考え方がある。原油安の問題だ。

原油安に転じている理由は大きく3つある。

1.中国経済の減速により、原油利用量そのものが減少した。

  エコカーブームも理由に挙げられる。ハイブリッド車・EV車の登場など。

2.産出量増加(アメリカの産出量増加・イラクの復興)

3.OPECの事実上の終焉(協定による減産コントロールが出来なくなった)

 

原油安は工業国にとって好都合ととられ、日本を含む工業国は大幅な利益が出る

はずなのだが、原油安にも関わらず世界同時恐慌となっている。

 

つまり、原油から投機マネーは離れて行っているというとらえ方が正しいと思う。

そして各会社が出している社債からも多くのマネーが離れ始めている。国債に関しても

多くの新興国のものは売られ、日本国債に一挙集中しているという捉え方が正しいと

思われるのである。

 

世界中の多くのマネーが日本国債に一挙集中。黒田バズーカー第3弾と呼ばれる

マイナス金利は世界中の、とりわけ日本中のマネーを国債へと導いた。

つまり日本の銀行が預けているお金を日銀に預入するとマイナスとして手数料が取られ

るようになるのだから、そのマネーはより安全な資産である国債購入へと走る。

 

つまり2つの過程が考えらえる。

1.世界のマネーは原油安・同時恐慌によって日本国債へ向いた

2.マイナス金利政策によって日本中の銀行が日本国債を購入した

 

この2つが同時に動き10年物利回りがマイナスに転じる程の大きな動きを示した

と考えるとどうだろう。なんとな~く説明がつくと思うのである。