オイラの最近思うこと

地元企業の社長を支える陰の参謀。

サラリーマン(会社員)として働くと言うこと

働き方についてがテーマ。

残業代が支払われない。
サービス残業万歳!
支払う程の余力がないし・・・

困っていたり、もはや自慢となる場合もある
残業。日本で働く者として仕方がないと言った
側面もあると思う。

一方、雇用主としては支払ったら会社が潰れ兼ねない
のが実情であろう。そして雇用者(一般に言うサラリーマン)
としては一円でも多くお金は貰いたいし、時間軸を成果と
見ているのだと思う。

この考え方自体が間違っているのである。
一部に例外はあるにせよ、儲けたものを還元する仕組みが
サラリーマンなのだ。企業と言うものの根本を考えて欲しい。

元々は全ての人が雇用主になる人は、お金を儲けたいと思い
事業を拡大していく。どんどん自身の残業は増え(と言うよりも
儲けるためには時間も削らねばならない)土日祝日だって出勤。
どんどん稼ぐ。次第に自分一人では事業を支えきれなくなり質が
低下する。そして、大きくなるにつれて自分では分からない分野が
出てくる場合もある。手が2本でも足りなくなる。だから他の人に
任せる方法を初めて取るのである。これがサラリーマンの誕生だ。

個人事業主から抜け出すと人を雇うことになる。これには雇用契約
結ぶ。こうして雇われる側と雇う側ができるのである。
雇う側(雇用主)は正しく、雇われる人を評価する必要が出てくる。
正しくとは仕事をしてくれているか?を判断するのである。簡単に言えば
利益を生む存在かどうかが問われている。
会社(事業主)としては自身の財産を増やすために人を雇い入れる。
そう考えれば、残業がいかに雇用主の立場からすると小さいものかを
知ることが出来るだろう。雇用主である社長は人一倍働いで事業を拡大し
残業ということを考えずに走ってきたのだから、同じことを求めるのは
社長としては当然の事なのである。

新たな発想なのかもしれないが、サラリーマンを雇うに当たり研究が
多く行われてきた。X理論Y理論に代表される、人は能動的に働くこと
が出来るのか否か?照明や色の効果。そしてインセンティブなど様々な
事が研究され、雇用に影響を与えている。
実際に、給与にインセンティブを取り入れる手法は一般化しており一般企業の
求人票を見ても、「基本給+インセンティブ」と書かれていることは多い。
お金を貰えるなら、と必死で働いている者が多く居る一方で、売れない人は
基本給で生活しなければならない現実もある。

雇用主に求められているのは、社長以下の人より働くことではなく多くの人に
稼いで貰う事を意識することにあると考えている。代表者が決済を行わなければ
ならず、責任は代表者が負わなければならない。自身が設立し顔である以上
社員を自身の身体として育て上げなければならない。

休息を取らせずに、どんどん働かせるのも一つの方法であると私は考えている。
一方でその労働環境が粗悪であれば社員は雇用主の身体として働くことは出来ない。
インセンティブや休暇を自ら取り、雇用主と同様に働くようになる方法だってある。

纏めると、雇用主は社員の鏡でなければならない。同様に社員も雇用主の鏡なのだ。
自らの分身を作り続ける。これがサラリーマンとして働くことなのである。