オイラの最近思うこと

地元企業の社長を支える陰の参謀。

if i ain't got you(Alicia Keys)

この曲を初めて耳にしたのはMTVだったと思う。

確か大学時代。周りに洋楽を聴く人は確かいない。そんな中調子にのって僕は

MTVにくぎ付けだった。実家がケーブルテレビに入っており、視聴できたのだ。

寮ではスカパー受信している為、スペースシャワーTVを観ることができた。

 

この時期の事はよく覚えている。

凄いヴォーカルが出てきたと思った。ソウルフルなこの曲。シンプルなコード進行

だとは思うのだが、感情の表現力にむちゃくちゃ長けている。この時に台頭していた

のがディスティニーズチャイルドやクリスティーナアギレラ、アグリルラヴィーン

何かだろうが、彼女はどのジャンルにも当てはまらない。あくまでもベースはソウル

だろうが、ブラックミュージックの匂いがする。でもジャズの要素をどこか取り込む。

それをバラードで表現するのである。ミュージックビデオがいいのもあるが、この曲は

未だに僕の中で聴いても飽きない曲の1曲として車内での1曲なのである。

 

因みに、CDとして購入した。THE DIARY OF ALICIA KEYSという2ndアルバムで

ある。この辺りから日本でもだいぶ人気歌手になったんじゃないかと思う。

最近だと、アメリカのテレビ番組『THE VOICE』でAnthony EvansとJesse Campbellga

の2人で歌っているヴァージョンが大変なお気に入りである。

www.youtube.com

あまり事情には詳しくないが、どちらかがアリシアキーズのバックでコーラスを

担当していたという記事を観たことがあったような・・・

 

因みにどちらもすでに音楽活動をしている方らしい。

The Voiceと言えば、素人が出る番組だとばかり思っておりました。

 

この2人の声に最近ではメロメロでございます。

僕、一応オジサンなんですけどね。

もう少し音楽を勉強しなくっちゃ。

もともと作りたかったブログの姿

社会的批判ばかりしているけれど、元々このブログは音楽を紹介したいと

考えて作っている。それなのに、一度も紹介しないまま続けてきた。

なんとも皮肉なことに、自己紹介にすらそんな事は書いていない。

ふとした拍子に、『俺は耳が聞こえなくなって、味覚が無くなったら生きるのを

辞めようと考えると思う』と、また馬鹿なことを嫁に話していたら、返ってきた

答えが『たぶんそうするだろう。アンタ、音楽と食を愛しているから』と言われて

思い出してきたのである。

 

ず~~~~っとに近いくらい音楽から遠ざかっている。幼いころからピアノを

習いに行き、歌を歌うのは誰よりも好きで、CDは大学時代だけで数百枚。

当時のiTunesには2週間くらい分の曲が入っていた。(カップラーメンをこぼして

外付けHDDの破損で消失!笑)

 

ジャンルもクラシック・ジャズからJ-POPまで。マルチに聴いていた。それが今では

知らない人も多い。Mステを見ても分からないのだ。

 

それを補いたくて、ブログを立ち上げた。紹介することで自分の頭に入れたいと

思って。と、言うわけでこれからは少しご紹介したい。

 

とは言え、記事の前説が長いのでまた別の機会に。

『保育園落ちた日本死ね!!!』が余りにも反響ありすぎな件。

NHKまでが報じている『保育園落ちた日本死ね!!!』事件。

国会議員さんが審議する場で引用した事でも有名になった。

正しい話でもあるのだが、そもそも保育園に入園する資格を得ることが

出来ない理由は・・・

待機児童の問題は解決しないのだろうか?

 

1.引っ越せばいいじゃん!

 どうしても保育園に入園したいのであれば、引っ越してしまうのが

 手っ取り早い。認可保育園に限っても14都道府県は待機児童0である。

 東京都内に限っても、区によっては港区などで定員割れしている。

 うまいこと家賃補助などによって引っ越し出来れば、こっちのほうが

 安上りかもしれない。(参考までに↓)

www.gaccom.jp

 

2.家政婦さんでもよくない?

 松島奈々子さんが家政婦を募集していたという記事で見つけた時給。

 1300円。単純に20日労働してもらって、育児の為に時短を勤務で

 残業を0と見積もる。その女性が相当活躍できると自負されていたので

 超優良会社と言う事で8時間勤務となるよう調整した。通勤にそれぞれ

 片道30分と考えて9時間。休みもなしとなると大変なので、その辺は

 両親にでも同居願おうではないか。234千円という計算になる。

 下の記事によると、実際に1歳児にかかる費用は20万円程なので

 大きなかい離はないと思われる。では、自治体が多少補助を出せば

 運用面では問題ないのではないだろうか?資格の問題が出てくるが、

 法整備を行い、一度子育てを経験した方に補助をお願いする方法もあると

 思っている。

 

www.childcare-ppin.com

 

3.思い切って夫婦での子育ての在り方を考えてみる

 この人、旦那さんに相談したんでしょうか?と思ってしまう節も

 見て取れる。少なくとも僕が旦那さんの立場であれば状況の説明に

 区役所に行っているだろう。だって、活躍できる人をこの区は

 犠牲にしているのだから。

 皮肉ではないのだが、近年では企業が夫婦に寄り添ってくれる場面も

 多くなっている。結婚や出産に一時金を出したり、無認可ではあるが

 企業で整備した保育園に入れる場合などだ。転職をしてしまうのも

 一つの在り方だと思わないだろうか。また、夫側の企業に制度が有れば

 利用可能なケースがある。『ネットでディスる』前に相談してみては

 いかがだろう?

 

 4.流行る場所がある

 人口の増減によって、柔軟に対応しなければならないのが実は非常に

 ネックだと思われる。例えば20年程前は田んぼだった品川駅周辺は

 再開発され、名だたる企業が本社を構える。同様に住まいも変わってくる

 もので、同居して故郷で一緒に暮らすのではなく都心から少し離れたところ

 に建てたり、都心の高層マンションを選択するなど流行りの場所がある。

 そして流行る場所で幼少期を子は送りそのまま進学することとなる。

 その間には保育園不足が続くのだが、一時のブームを過ぎると不要になってしまい

 定員割れになってしまうだろう。なかなかやみくもに建設だけを推し進めれば

 良いと言うわけではないのである。

 

5.再分配で何とかならないか?

 再分配と言う書き方にしたが、例えば保育園の通園バスを運行して異なる市や

 区に送迎するであるとか、先ほどの引っ越しを行うなどの方法によって建てる

 のではなく、既存の施設の有効利用が出来ないか?を探って欲しいと思う。

 また、建設をしても深刻な保育士不足もある。保育士は保育園不足に悩む都市に

 少ない傾向にあると推察されるため、保育園の再分配は保育士の再分配にも

 繋がる。もちろん仕事があると言う事は所得の再分配にも繋がる。

 

6. 保育士の賃金の問題

 下のpdf資料を確認してほしい。

http://www.hoyokyo.or.jp/nursing_hyk/reference/27-2s6-13.pdf

 保育士等確保対策検討会の第2回資料らしい。(ネットから拾ったものだ)

 見てみると興味深いデータがある。保育士の数は年々増えているのだ。

 つまり、保育士不足と言うのは語弊がある。正確には保育士従事者不足なのである。

 その理由は非常に簡単で「給料が大してもらえない。」からなのだ。学校の教諭に

 良くある部活動で強制的に残業させられていると言うのと同じく、保育園の先生も

 非常に重労働だ。子育て中のママさんなら良く分かるだろうが子供は重たい。

 そして、泣くし、意味も分からない。理由を聞いても分からない。でも育て方一つ

 でその子の人生が変わる。そして、少し目を離すと死に至ることもある。

 休まる暇もなく預かり、親も活躍する社会を目指すとなると残業もあるだろう。

 それに柔軟に合わせるのは無茶ではないだろうか。だから、資格を持っていても

 生かそうとしないのだ。

 

と、まぁいろんなことを書いてみたのだが、結局はお金がかかる。

その負担をどこにお願いするか?それだけだ。

今回波紋を広げた『保育園落ちた日本死ね!!!』の方は活躍を安倍首相の

言葉に引っ掛けたかったのだろうが、議員さんが引用してしまったが為に

波紋を呼んでしまった。僕からすれば、財源がないものを議論するのは無駄だと

思っている。本当にお金が循環する社会になれば、自腹で保育園を作る人も

もっと出てくるだろう。そして負担が減るなら子供だって増えると思う。

 

●本音はね・・・

もっと純粋なことを書くのなら、職場で子供が遊んでいてもいいんじゃないかと

思う時もある。だって、昭和の日本ってそんな感じだったわけだし・・・

おんぶしてミシンを使うとかね。ミシンがPCに代わるだけの話じゃないだろうか。

 

 

多様化ってほんと?(音楽の観点から)

食の多様化・ライフスタイルの多様化・メディアの多様化などなど・・・。何にでも多様化で説明を付けてしまっている事柄が非常に多いような感じる。多いと言うよりもむしろ違和感があるのは私だけなのだろうか。

  • 音楽の多様化

 確かに戦後から盛んにジャズをはじめとする欧米からの洋楽が入ってきた。それを取り入れ、更にフォークソングなどを複合的にミックスしたものが日本版になったのがJ-POPであろう。J-RAPやJ-SOULなど、ブラックミュージックが日本版に変化したものも含まれている。しかし考えてみれば70~90年代の音楽にもtrfに代表される『小室ファミリー』に音楽にはラップ部分やDJミュージックも入っているし、和田アキ子の時代からソウルミュージックは入っているのである。きちんとした検証をすると、多様化だけでは成り立たない。

 聴き方の多様化の面から考えてみる。先日のニュース記事で『無料でも音楽を聴かない』というタイトルがあり、少々驚いてしまった。以前にユーチューブに代表される新メディアに取られているのだ、とする記事を書いたことがあるからである。私自身は、聴き方の多様化がCD不振の理由だと思っていたのである。ところが、新たな調査によると、そもそもCD不振ではなく音楽不振なのだと言う。

  • 多様化が説明しやすい

 確かに音楽そのものに興味がない人が増えているようで、気づけば音楽番組も減っているように感じる。儲からないものに投資をしないのは当たり前の事なので、仕方がないのだろう。ところが、テレビを視聴する人も減ってきており『オンデマンド配信』で番組を再視聴しやすいように配慮するなど、テレビ局各局は視聴率(と言うよりも正確には新たな利益づくり)を増やすことに躍起となっている。オンデマンド配信によって、インターネットでの番組視聴をすれば広告を流すこともできるし、広告を流せば一定の収入を得ることは十分に可能である。

 テレビ番組についてはまだまだ調査段階の為、オンデマンド配信がどれだけのテレビ局へのプラスへ転じるのかは不明瞭なところがある。ここでいつでも気軽に見ることが出来ることができるメリットがあることで再生回数が伸びるのであれば、多様化で話は簡単だ。しかしながら、説明がつかない部分も多いのが事実である。

  • サブスクの失敗

 グーグルミュージックにやラインミュージックに代表される『サブスクリプション配信』が日本でも始まった。しかしながら、順調とは言えないらしく日本ではまだまだこれからのところらしい。CDレンタル市場が最も活用されている国が日本であり、少し他国とは異なる部分があるのかもしれない。面白いことに、未だに日本で最も人気があるのはレンタル産業なのである。日本はダウンロード市場にまだまだ消極的であり、コピーを恐れている様なのである。コピーはCDであってもコピーをされるわけで、突破する技術は何を施そうとコピーをされるものなのだ。それよりも、有料コンテンツとして利益を少しでも取ることが出来、コピーを取られないサブスクリプションとして配信するほうが良いと思うのは著者だけなのであろうか・・・

  • テレビと広告と音楽業界

 映像コンテンツや広告ビジネス、音楽業界は密接な関係にあることは確かである。CMによって火が付く音楽もあり、映画によって火が付く音楽もある。そしてアーティストは売れていく。そして売れていく過程にはコピーを取られることもあれば、無料での視聴をされることもあるであろう。ラジオから流れる音楽もあるかもしれない。最も、耳にする機会がないにも関わらず売れる曲は極限られた曲だろう。

  • 極限られた曲の存在

 著者の言うところの『極限られた曲』と言うのは簡単な話で、AKB48グループのような曲の事である。ほぼプロモーションも必要なく、とりあえず出せば特典によってコンプリートしたいという欲に駆られてCDを購入する。よって、CDの購入枚数を劇的に増やすことが出来る。特に皮肉として言っているのではなくて、著者自身も一つの手段だと思っている。これが出来るまでの努力は非常に過酷だったことが良く分かるからである。

 この方法を取ることが出来るまでには、ある程度の知名度が必要であり、特定のファンを多く有し、それなりにお金を持っているファンが必要である。ファンそのものを疑似恋愛に持っていくだけの魔力が必要なのである。

  • 結局のところ多様化ではない?

 結論に持っていくのがやや乱暴なので、今後も注視たいと思っている分野であるが、少なくとも音楽メディア業界に関しては多様化の一言で済ませるのはいい加減過ぎると思っている。多様化と言っても一様ではなくて、聴き方の多様化(CDからMP3プレイヤーへなど。)やアーティスト性の多様化(ロック・J-POP・RAP・海外勢など広がっている)の多様化もあるだろう。そして、プロモーション方法の多様化もあるだろう。最近も『USENから火が付いた』と言う言葉がある様に、曲が売れるには何かしらの着火剤が必要になる。『メガシャキ』(ハウス食品)のCMソングから火が付いたゴールデンボンバーの様に無名から爆発的ヒットを引き起こす場合も未だに数多くある。宣伝方法は多種多様でそれは今に始まったことではないと著者は考えているのである。

 つまり、馬鹿正直に話せば理由は『分からない』と言う事になる。複合的要因が重なり合って起きていることは間違いがないのであろう。しかしながら、ダウンロード数が爆発的に伸びているかと言われるとそうでもない。そしてCDは減産傾向。ジャケット効果で少しだけLDレコードが復権。非常に複雑であることは確かなのだ。

  • 結びとして

 残念ながら答えを導き出すことは出来そうにない。若者の音楽離れが叫ばれる記事も出てきているのだが、未だにカラオケ店などは満室のことが多くある。そして、カラオケ店でのランキングを確認してみると最新曲がほとんどランクインしていない。こうした現状を踏まえると現代の曲は歌われ辛い歌になってきていると思われる。その昔、といっても小室ファミリー時代だが、カラオケが一大ムーヴメントとなった際に「歌われる歌こそ売れるんだ」と言われていた時期がある。今もまさにその過渡期ではないかと思う。カラオケ文化と同じで、歌は親しまれてこそヒットするものなのだと思う。これは著者の勝手な想像であるが、ランキングを付けることがもはや出来ない程に音楽を入手する手段が増えている昨今、音楽を配信する側でコントロール出来なくなっているのだろう。つまりレコード会社やプロモーション会社の主導ランキングを作ることが出来なくなっている。寧ろユーチューブなどにアップされるアカペラソングやストリートライブから火が付く歌手も出てきている様だ。再び『みんなでうたおう!』の力が強まってくる時代が来ているのかもしれない。

退職するにあたって今思うこと

今の会社を離職するにあたって何か書こうと思ったわけだが、いざパソコンを前にすると特に何もない。これは、単に学んだことがないと言うよりも『人に教わる』ことをしてこなかった自分があるからだと思っている。

 

先輩の背中を見ながら試行錯誤で進めてきた5年。

28歳になった今、思う事は誰にも何も言われなかった事。良くとらえれば自由をさせてもらい、何かあれば責任を取ってもらえる。悪くとらえると放置されていた。その昔窓際族と言う言葉が流行ったが、まさにそれだろう。因みに責任を負ってもらったことは1度もない。

 

会社を楽しいと思ったことは確かにある。

物事を無理やり進めて行ったり、何とか稟議を取り付けたり・・・

大企業ならではの試行錯誤と言うのはあったと思う。ただ、僕自身には体質が受け付けない。なぜならば、個人商店として成り立ってしまっていたからである。大企業だから良くある話だが、種まきから回収までが全て分社化されている。しかしながら全てを自分でやってしまっていた。とある零細企業のおやじさん(社長)に「頼むから100万円程積んでもらえないか?」なんていう無謀なことが通用するのが僕のやり方だったのだ。

 

これでは、大企業だから出来ている『仕組み』を無視してしまっている。つまり折角縦割り社会になっているのに、自分自身で社長として陣頭指揮と歯車との両方をやってしまっていたわけだ。これでは身体は持つはずもなく5年でついに倒れてしまった。

 

今では生命保険すら入れそうにない。しかも気づけば社長連中とツルムわけだから経費もベラボーにかかっていて、その額数百万円。もう自己破産しか打つ手がないところまで来てしまっている。

 

そんな中で嫁は何も知らないまま、呑気に働いている。

気持ちはわかってくれているのかどうか、それは分からない。正式な退職の期日まであと1か月ほどある。この間にお世話になった方にはお礼を言いたいと思うのが普通だろう。ただ、僕の場合は全くその気持ちがない。お客さんに育てられた気持ちのほうが大きいのだ。だからこそ、今までお世話になってきたお客さんには、何らかの形でお礼をしたいと思う。

 

会社と言う組織に飲み込まれてしまうと簡単には抜け出せないし、身を任せるほうが楽だろうと思う。そのことを分かっているにも関わらず、いつも反攻してしまう。これを直すのは出来ない。中小零細企業で戦力となって戦うほうが性に合うのだろう。

 

おかげさまで次の採用先も決定している。

そこでもこのような形でやっていきたい。と言うよりもそれを望まれて入社出来そうである。5月が楽しみでならない。

ちょっと真面目に・・・

原油価格は低価格のまま推移。

30ドル台でいまだ推移。

一時期は20ドル台までを突破。それに伴って各原油元売りも価格を下げざるを

得なくなり、一斉にガソリンスタンドも価格を下げた。

私の住む岡山県でも安いところでは100円を割る程。

ところが先週の値上げに続き、次週も値上げすると言う。理由は原油価格の上昇。

しかも、『みんな、知ってるでしょ?』みたいな書き方。

 

いやいや・・・平行線をたどってますけど。

もっと言えば、為替レート的に考えると下がるはず。

つまり、何が言いたいかと言えば、ガソリンスタンドの経営が厳しくなってきたか

元売り各社の経営が厳しいから転嫁したかのどちらか。

 

所謂商社、三菱他が苦しむくらいエネルギー市場は厳しい。と言うよりも上下幅が

凄まじい。1年やそこらで採算を見込むことは出来ない市場である。

それを事業部制どころか、商社は子会社化して採算を求める。これではかなりの部分で

赤字が出るのは仕方がない。そして、原油価格も国内については思ったより下がらないだろう。正確には今までの赤字補てん分上げる必要が出てくる。

 

簡単に話をしてしまうと、資源に投資するわけだから、お金がかかる商売なのだ。

ボンボンのドデカイ商社しかできないビジネスを展開している。その原油を掘る為の場所を買うぐらいだから何億円の話なのである。

その何億円の話が戦争や為替レートやシェールガス革命やらでパーになるときがある。だって、投資だもの。

 

安定的に供給しようと思えばそれなりにカネが掛かるのは仕方がないことである。しかし不思議なのは原油価格が下がり、米国でも掘削が再開されたにも関わらず上がり続ける日本のガソリン価格だ。単にガソリンスタンドが貧乏なのであれば、一定時期だけの話で終わるだろう。厳しいところはつぶれるから。

でも、これが元売りの再編に伴って調整されているとしたら、経済へ与える影響は小さくない。唯一の安倍政権の起爆剤だと思われるものだからである。

 

実質の数字上のアベノミクスは失敗に終わった。そして黒田バズーカも訳が分からない方向に売ってしまった。恐らく宇宙に向けて撃ったミサイルじゃないのかと思うほどむちゃくちゃである。効果は数年後だと言うなら数年先まで待つとしたい。

 

日銀の政策金利、つまりは日銀に預けている所謂ブタ積みの預金はマイナスにこれからなろうと言うにも関わらず、何故か海外は日本に投資をするらしい。しかも、理由は『他よりましだから』なんだそうだ。ということは海外はもっと大変なのである。確かに欧州の一部国もマイナス金利を導入するという事態になっているし、ベーシックインカムを導入し始めた新たな取り組みをしている国もある。

ご承知の通りアジアはむちゃくちゃな経済だ。

確かに日本がましだと言われて納得しなくもない。そこに来てこのオイルショック。もっと日本の真面さを感じる。

 

と言う事は、反対に考えれば黒田総裁は頭がいい。海外からは自然とお金が流れてくる。そこでマイナス金利でもお金は銀行が預けるor(消費すれば)税収として国に入ってくるわけだから、どっちみち国にカネが入る。つまり、どうあがいてもカネは国の懐に入るのである。

 

どんどん海外からの投資をお待ちしていれば、いつしか日本は潤う。

やはり数年後は黒田総裁・安倍首相で祝杯を挙げていることだろう。

 

本来のクルマに求めるもの

自動車じゃない人からすれば、自動車産業が開拓してきたニーズはずれているのかもしれない。正しく言い直せば、ニーズは求められるものであるべきで、開拓すること自体は間違えている。ただし、開拓ではなくて存在価値を作ることは間違えていないと思う。

営業職の方、とりわけマーケティングにかかわる方であれば分かると思うが、ニーズは作るものではなく生まれるモノである。

 

その点、今のマツダなどは正しい選択をしてきているのではないだろうか。そして、富士重工のやり方はニーズに応えている。

 

私個人の意見では、スバル車に求めるものは走る楽しさである。簡単に言えばセルを回して楽しくて、走って楽しく曲がって楽しい。そしてブレーキングも楽しいクルマ。水平対向エンジン独特のエンジン音も楽しいのである。音楽なんて不要。そんなクルマがスバルなのである。ところが今は、ぶつからないクルマ作りに勤しんでいる。そこばっかりがフューチャーされ始めているし、確かにすごい技術であるがスバルの有頂天はそこではないのである。本来はエンジンの楽しさを求めて欲しいのだ。(ある意味では燃費を気にする車ではない)

数か月前から始まったWRXS4シリーズの大人なセダンのイメージはばっちりだと思う。28歳の若造が買うクルマではないと思うが、何故か欲しくなってしまうクルマなのである。少し背伸びした、でもオシャレ。内装、外装共にディーラーまで見に行ったが、シックなデザイン。悪く言うと何にもいいところがないのだが、作りに関して文句はない。上級グレードなはずなのにベーシックなラインを越さないところが何故かいいと感じるのだ。

大してマツダ車に関して言えば、スポーツカーをメインにうまく組合せが出来ている。デミオというコンパクトカーに至るまで走りにこだわっている風なのだ。軽い車体にそこそこのエンジンを乗っけてくる。軽いが故に良く走るクルマだと感心させられる。一時期気になっていたスカイアクティブになり立てのエンジンだった時にあった、0スタートからの弱々しさも改善されている。馬車一体という言葉がふさわしいクルマ作りを始めてくれたのは本当に1自動車ファンとしてうれしい限りなのだ。

 

と・・・2社に関していいことを言ってきたが、他メーカーはどうだろう。

トヨタに関してはプリウスシリーズやヴィッツ・アクアなどなど未だに人気車種が多くあり、中古車市場でもしっかりと高値で推移している。そして、シリーズのレンジが広いこともあって、商用バンからコンパクトカーまでオールマイティに取り揃えている。そこから選ぶのだから売れて当たり前の世界だと思ってしまう。

 

ホンダも一時期のスポーツ仕様から離れ、環境への配慮へシフトチェンジした。これが今までのホンダファンを話していないのかが危惧される。F1のイメージが鮮明な人からすればハイブリッドカラーを全面に出す戦略は間違いかもしれない。しかしながら、オデッセイに代表されるファミリーカー市場では一番上手なクルマ作りが出来ていると思う。

 

日産の様に合理化を進め上手く生き残るのも一つの手であろう。昔のように大排気量のエンジンを積むスカイラインシリーズを頭にするのではなく、欧州のクルマの水準でプラットフォームを作り、日本版として出すのも利益を出す企業としては大正解である。また、最近セレナを運転する機会があったが、あの安定性を、あの価格のファミリーカーで出すことが出来るのは日産独自だと思う。視線の位置や視覚の少なさ、加えて走行性能。モデルチェンジを長期にわたってしていないこともあり、内装面ではヴェルファイアやアルファードには勝てないが(もちろんアルヴェルは高級路線だが)それでも充分現代に通用している。

 

軽市場は論じる気はないのだが、ダイハツの元気の無さには驚かされる。車が売れるとか売れないではなくて、活気を感じない。アルトワークスの名を復活させて、MT車の価値を再開拓したスズキのような強気な戦略が欲しいところである。無論軽を軽視し始めているホンダ・マツダ・三菱にも同様の事が言えよう。

 

今後トヨタを中心とした大規模組織が出来るのではないか?

と市場ではささやかれている。スズキとトヨタが同盟を結ぶとの憶測もある中で、ダイハツのポジショニングをどこに持っていくのか。とりわけダイハツトヨタでタイアップして作っているパッソなど、(申し訳ないが)粗悪なクルマをどうするのか。内装一つとってもペランペランなクルマ作りは辞めていただきたいと願っている。

トヨタ×ダイハツ×スズキ×スバルという大組織のクルマ作りは愉しみなのだ。この4連合がどのようなクルマを作るのか?今後も業界から目が離せない。