オイラの最近思うこと

地元企業の社長を支える陰の参謀。

自社のソリューションメニューと、、、は古い?

我が社も小さいながら、ある分野においては地域ナンバーワンの会社である。


数年前から、周囲の環境は変わり取り残されつつあった会社を私と、仕入先からの出向でしのぎ、ナンバーワンの座を取り戻した。


今回、何が言いたいかと言えば「貴社のニーズを踏まえ、当社のソリューションメニューでは●●で貴社に貢献、、、」なんてのは古いって事だ。


ニーズはあくまでも仮定があって、仮定と合致しなければ、ニーズとはズレてしまう。今、私がやっている仕事は「ニーズを踏まえた上で、新たなメニューをつくる」事である。


私が一から作るのではなくて、お客様を巻き込んで作ってしまう。そうすれば、お客様との距離が縮まるだけでなく、情報やノウハウまで見えてくる。


掴んでしまえば、競合から大きく勝ることとなる。


欠点は労力が掛かるので、時間的余裕が必要。そして、体力(人が必要)となること。


我が社では営業である私がやっているが、若いから出来ていると言う自覚がある。


大切なのは若手を入れて育てること。


これが出来ない会社に未来はない。

仕事をやっていくのに必要なのはプロ意識

なんだか、クサイことをタイトルに書いてしまった。

 

結論として、消費者から見るとモノを売ってる人は

その、モノに関するプロだと言うこと。

 

私も営業マンとして働いているが、1年そこそこで

管理職になってしまっている。が、売上に関しては

確かにいい。(口がうまいだけ)

だから、知識を問われると困ってしまう。

これでは、プロではない。

 

だからこそ、素直に聞くことも大事だと思っている。

 

その道のプロの方と接することがお酒の席なんかに

行くとある。さまざまな業種の方がいるが、プロ意識って

何なのかがやっとわかって来た。

 

プロとして、恥ずかしくないように日々精進すること。

これがプロ意思。

 

だから、わからないなら時に聞く。聞く前に自分で調べる。

 

こう言う当たり前のことが、プロとして重要なんだろう。

 

ということで、文章のプロにはまだまだ遠い。

運輸業の悲鳴をどうにかする方法

私も小さいながら、運送業に携わっている。

別段自分自身が、運転するわけでもないが

・対顧客交渉

・行政との交渉

・運行の管理

などなど、表立ったことは私がすることになる。

 

近年のドライバー不足だって、馬鹿にできない。

どうやったら入社してもらえるかを考え、採用活動も行う。

もちろん、需要の上下を予測しながら活動しなければならない。(断る・クレームは

零細企業ともなれば会社がなくなる。)

 

そんなこんなで、私が重視していることがある。

 

”請けた仕事の高速道路代金を、往復分もらうことである。”

何が言いたいのか?

運送業ってのは、

安く!迅速に!!がモットーだ!!!

とおっしゃるだろう。

 

しかしながら、人は居ないし、長時間労働も認めてもらえない。

となれば、一番人件費を削りつつ、労働基準を守る最善の方法は速度を上げる

ことになる。つまりは、高速道路を利用することだ。

 

これは、ドライバーにもメリットが大きい。(疲れ具合がちがう)

 

つまり、人件費の節約をしつつ、有料道を価格に転嫁する。

これが現状のベストな選択だと思う。

となれば、各行政も高速道路代金の大幅な値引きor無償化の議論を再開すべきだろう。

 

しかし、近年の宅配業者は厳しい。

われわれ幹線・ローリー系の運送業は高速道路の利用で、多少はマシになる。

 

この、高速道利用によって、少しでも宅配事業者へ人がシフトし、楽になる日が

くることを願う。(もう少しバイク便はやる人がいそうだけどね)

 

googleとMicrosoftとAppleと・・・

戦略的なのかは不明であるが、グーグルの作戦は上手だと思う。

OSのシェアとしてMicrosoftWindowsには絶対的に勝てないということが判っているのか、googleとしてOS開発を積極的に行っておらず、パソコン市場ではネットワーク上で使ってもらい広告収入を得ることに主軸を置いている。もちろんスマホではandroidという絶対的地位を強固なものとしているし、Microsoftは非常にシェアが低い。どちらかと言えばAppleiPhoneが強い。iPhoneの弱点は汎用性が低いことで、自由度に欠ける点であろう。だからこそ安心して使えると言うのはメリットでもある。

 

昔の人(5インチのフロッピーディスクを知っている世代)であればある程度知識がないとパソコンを使えなかったが、現在ではテレビを観るのと同レベルになっている。もちろんエクセルやワードでも極めようと思えばVBAを活用するなどして様々な機能を実装することが可能だが、そこまで出来る人は少なくなっているだろう。実際に10年ほど離れた僕はマクロさえ思い出せない。

 

プロンプトコマンドの画面を開けば最近はフリーズしたのではないかと心配されることがある。もはや見る機会のないに等しい画面なんだろう。あえて残してくれているMicrosoftさんには感謝である。

 

そう言えば、エクセルの数式を僕は直打ちすることが多い。if関数やvlookupなどももちろんのこと、sumなんかの関数も全て直接打ち込む。これは昔からの癖であるが、こちらの方が、断然早いと思っているのだ。しかしながら教育の現場で直接打ち込むことがないこともあり、マウス一つで全てを行う人が多いように思う。基本的にマウス嫌いの僕には意味の分からない行為である。ノートパソコンにマウスを使わずになるべくこなそうとしているのは少数派なのであろうか?

 

グラフィックといった観点で見ると、Appleの戦略が一番上手だろう。

あの特殊なマウス。iPhoneだって視覚的に、そして手に取って説明書が必要ないGIは

Appleのお家芸だと思う。androidなんて未だに何がどこにあるか分からない。そしてWindows phoneはフリーズする始末である。パソコンからそのまま移植してはならない例の一番だと思う。

 

結局のところ何が言いたいのかと言われると、パソコンにはパソコンを使う理由があって、それ以外はモバイルで終わってしまうと言う事である。パソコンのスイッチを入れるのは面倒なのだ。それはスイッチを入れると言う動機づけが新たに出来れば人々はまたパソコンにシフトするのだろうが、動機づけがないのであればモバイルで終わってしまう。モバイルも大画面化して気づけば簡単な作業はスマホで完結するのだ。

 

資料作成をしなければならない。といった動機があれば初めて文書作成ソフトを開く。見るだけならiPadで終わってしまう。写真の編集もしかりだ。結局限定的にしかパソコンを開くことはないのである。それを定期的に毎日開く動機(ソフト的に)を作ってやれば市場は再び蘇る。

地方活性化の為の方向性

また壮大なテーマを軸に物事を考えるが、答えは見つからないだろうから初めにお断りしておく。

 

安倍内閣では現在のところ『地方創成』をキーワードに補助金を多く出しているそうである。簡単に言ってしまえば財政出動を地方に多く分配し、補助金という聞こえの良いお金のバラマキ方で田舎にお金を渡している訳である。見た目も内容も非常に良いものだと思っている。福祉の観点から言えば田舎は都会より私学が少ないことから学力は公立に寄るところが多く、交通の便もバスかタクシーしかないので不足している。人口が少ないから公共交通機関なんて成り立たないので廃止が多くなっていき、生活に困るので都市部に人口は流動していく。という負のスパイラルが起きている。

 

その改善法と言えば、企業誘致になるが多くの場合は工場かコールセンター業務。そう言えば一時期は沖縄県が積極的にコールセンター誘致を行った結果、求人倍率は増えたものの心を病む人が急増したなんていう記事を見たっけ・・・。工場だって非正規社員が多いご時世。好待遇とは言いづらい。ま、田舎なんてお金を使うところがないと言うとそうなんだろうが。

 

決して偏見を持っている訳でもなく、僕個人の意見からすると本社は東京で一部機能(しかも決まって工場かCSのみ)が地方と言うのがいただけない。丸ごと持ってきて囲い込んでもらって、税収を上げないと地方都市としてはプラスとは言えないのではないだろうか。

 

本格的な地方創成と言うのであれば、ただ金を落とすだけでは解決できない。例えば教育と結び付けてみたり、高齢者福祉とつなげてみたり・・・と様々な必要策は講じることができると思っている。

 

僕自身30歳手前にして、祖母は八十歳代・両親は妻側も僕側も共に約六十歳前後である。祖母の姉は認知症を患っているし、決して他人ごとではない。両親だってリスクはある訳だ。今後は(まだいないが)子供を育てながら4人の両親と2人の祖母を診ながら生きて行く日が来るだろう。そんなことを考えると子供なんて作るもんじゃないと思ってしまう。特に自分自身の体調不良で1年間休養を経た自分自身は非常に怖い。

 

と、考えると東京に出稼ぎに出かけて妻を放っておくわけにもいかないし、妻としても心配だろう。だからこそ地方活性化によって地方に企業を誘致することには意味があるのである。地方自治体と個人、そして企業としてもリスク分散と比較的効率的な事だと思う。問題点は各拠点に店を出す維持費の部分である。理由づけは何とでもなるのだからどうせ財政出動するのであれば、こう言った意味のあるお金の使い方をしてもらいたい。

 

田舎=林業・農業だけではない。工場でもCSでもなくて、本社機能ごと移転する企業が出来てもよいはずだ。だって、ICT環境なんて発展が著しくてテレビ会議システムで問題ない会社も多いと思う。じゃあこのテレビ会議システム補助金なんてのが出てきたりして・・・

資本金だけで判断している与信担当

数年前、わがブロックにも与信担当者というのがいた。

要はこの会社にモノをどれだけ供給していいかを判断する人である。

帝国データバンクとか商工リサーチからデータ提供してもらい、判断するらしい。

某社の決算内容は、過去3年間ギリギリ赤字。でも有利子負債が1億円ある。

零細企業に入るような会社が負債1億円である。歴史がある会社としても

大きいように思える。そこで、この1億円の根拠を知りたくなってしまった。

 

このギリギリ赤字のカラクリは非常に簡単で、陳列している商品価値を嵩増し

しているようで、どうも2代目になった時には既に存在していたそうだ。

経営者自身も、なぜ1億円もの負債を持っているのか知らないそうだ。

残念ながらお世辞にも陳列在庫は1億円どころか100万円にもなりそうにない。

 

さて話は戻るが、その与信担当者の判断基準が大胆だった。

資本金と負債だけで判断していたのである。我々営業担当者は極端な話、その会社の

社長の資産まで知っている場合がある。山を持っているだとか、クルマは高級車だとか

一流企業と取引があるとか・・・

机上論では確かに資本金と負債しか見えないかもしれないが、本当に大切なのはその

背景であり、昨年から今年に掛けて負債が増えているのなら、何か新たな事業

始めたのかもしれない。本当の与信担当者ならば参考程度に見に行って匂いを

回で来てほしい。

 

僕はある会社でリアルな財務諸表を見せてもらったことがある。

サラリーマンなので、当時は会社がノーと言えばノーだったので、仕方なく担保と

して数百万預けてもらったことも何度もある。しかし、この預けてもらうのを失敗

しなかったのは、実際に持っていたからである。(1社は株を預かることにした)

こうして考えると、現金としてどれだけ持っているかが社運を占う事になるという

のは皮肉である。そして、負債と資本金だけでの判断が甘いという事を知ることも

出来る。

 

一方与信担当者もまたサラリーマンなのである。

回収できなければ責任を負うことになる。年金から返すことができない買掛金を

払った高齢経営者もいる。絶対息子に継がせたくないという言葉が印象的で

あった。しかしながら、この判断は正しいだろう。経営者は本当に難しい。

営業担当として求められるスキルが上がってきていると感じさせられる。これは

経営者が判断を迷っているためだと思っている。

 

こんな20代の若造に言われて店を閉めることは今のところないが、買えてる売り場

づくりに勤しみ始めたおじいちゃん経営者もまたいる。この人は儲かり始めたのだから

不思議なものである。100円ショップを目の敵にしながら生きて行くのか、100円

ショップに勝てる売り場づくりをするのか。

この差が大きいと思う。安ければいいのではない。高いなら高いなりの付加価値を求め

られると言う事をもう一度言っておきたい。それが出来ている人は多く売っても

回収は可能である。売り先を間違っていないし、そんな危ない賭けを僕は好まない

から。

半値八掛け

もう数年前の事だろうか。

あるお客さんからこんなことを言われた。

『アンタの会社は儲かり過ぎや。やから、半値八掛でウチにくれ。』

確かこのお客さんは香川大学出身で元研究者。何を研究していたかは

知らない。しかし、今はネットビジネスで雑貨を売っている。

 

簡単に言えば4掛けで商品を出せと言う事だ。

ウチの会社からすれば、ちょうど仕入れ値ギリギリくらいだろうと

思う。このお客さん、いいとこ見ているなぁ。と思っていたのだが

結局7掛けくらいで購入してもらった。

 

そしてリピーターになってくれ、度々購入してはくれるが価格には

非常にうるさい。そして『アンタんとこのせいで倒産するところ

やったわ』なんて話しを毎回される。しかし結局7掛け~6掛けくらい

で購入してくれる。特に儲かっている会社でもないので積極的に営業に

出かける訳ではない。しかし、毎度このお客さんの考えていることは

何となくわかる。共通の趣味があったのも大きい。

 

クルマが非常に好きなこのお客さんは、メルセデスユーザ。ディーゼルエンジン

を載せたメルセデスは当時数少なく、珍しいものだった。ここから話は弾み

気が付くと1時間ほどが経つことも少なくない。様々話をしていると、数日で

発注のFAXが届いているのである。因みにクルマの購入方法はリース。

ケチなのかもしれないが、個人経営なので償却方法を話できるだけの営業マンに

ならなければならない。もちろんBtoBではあるもののSOHOである為、個人の

お客様に近い。僕自身、与信に気をつけておりリースが通ることの意味を理解して

いた。社内営業も兼ねて、このお客さんとの継続取引の稟議を書くのであった。

 

結局のところ、半値八掛で出荷してもいいと僕は思っている。しかし、本当に

出したところで今後のメリットは何なのかを考えなければならない。1回しか

購入しないお客様に、4掛けで販売して小さな利益を出しても安売りしか出来ない

ので、会社としてもデメリットしかない。(意外と安値で出すと情報は広まる)

であれば、高級ブランドに身をまとう方が良いと思うである。

 

正直僕は儲けていた。自分の担当地区ではあり得ない高利益率を出していたのだ。

それは、付いてきてくれるユーザーが居てのことである。どの企業も会社のカネ

だから気にせず購入している。しかも見た目(ブランド力)が良いほうが良いに

決まっている。であれば、一見さんなのか長期目線で見たほうが良いユーザー

なのか・・・もしかすると自社製品の卸売りをしてくれるユーザーなのか・・・。

様々なことを考えながら営業しなければならない。

 

因みに僕はある卸売り業者に言ったことがある。

 

『多く売る=安値で提供する』

ではないんです。

『安値で提供する価値がある=安値で売る』

んです。

 

と言った。最初は意味が分からなかったそうだが、僕はアフターサービスや

事前の打合せなど、商品以外の価値も価格に載っけて価格を決めている。

だから、間に入る卸問屋が全てをやってくれるなら、安値で提供しているのだ。

 

営業ってそんなもんだと思っているのですが、高飛車なんでしょうかね?